ヴァイングート ドクター ローゼン

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エルンスト・ローゼンの改革

ドクター・ローゼンとは、ほぼ200年にわたってローゼン家が代々経営してきた醸造所です。1988年にエルンスト・ローゼン氏が代表者となりました。彼は経営を引き継いで間もない頃、接木をしていない平均樹齢50年以上の古いぶどうの木を使うことと、最上級の畑を所有することが世界に通じる素晴らしいワインを造る絶対の条件だと気付きました。
  彼は次々と改革を起こします。まずぶどうの収穫量を大胆にも半分に減らします。次に化学肥料の使用を一切止め、有機肥料を使った最新農法を積極的に取り入れました。
しかし、最も重要だったのは昔ながらの素朴な醸造法を取り戻すことでした、極力人の手をかけず、ワインが自ずと熟成することを重要視したのです。

ベルンカステルを少し出た所、モーゼル川沿いにドクター・ローゼン醸造所はあります。

品質の秘密
ドクター・ローゼンでは6つの名醸畑を所有しています。その内の4つは「特級畑」、残りの2つは「第一級畑」に格付けされています。これは1868年に制定されたモーゼル地域での格付けで、フランスのブルゴーニュ地方における「グラン・クリュ」システムに似ており、最近ではスチュアート・ピゴット氏、ヒュージョンソン氏共著の「ドイツワイン・アトラス」でも取り上げられました。これらの畑から醸した高級格付けワイン(カビネット~トロッケンベーレンアウスレーゼ)は名醸畑シリーズとしてそれぞれの畑名をつけて瓶詰めしております。ドクター・ローゼン所有の畑が名醸と言われるのは次の3つの条件によります。
1.非常に優れたミクロクリマ
2.粘板岩の豊富な優良土壌
3.樹齢60~100年で、すべて接ぎ木なしのオリジナルを使用。

注:ドクター・ローゼンが使用している格付けは史実に基づいたもので、非公式なものです。現ドイツワイン法にも適合しておりません。


ミクロクリマ(局地的気候)

スレート(粘板岩)土壌

接ぎ木なしの古木を使用

品質の条件

ミクロクリマ(局地的気候)
モーゼル川沿いの南向き急斜面という地理的条件がリースリングに対して最適な気候を作り出します。これにより、ぶどうは理想的な太陽を浴び、川の保温効果は夜間の気温の低下から畑を守るのです。

スレート(粘板岩)土壌
多数の粘板岩や露出した岩は日中の熱を蓄え葡萄が完熟するのを促進します。また地表は細かな粘板岩が覆っているためぶどうは根を深く張れ、ミネラル味の強い生き生きとしたワインが造り出されます。

接ぎ木なしの古木を使用
モーゼルの粘板岩土壌の中ではフィロキセラ(ぶどうジラミ)は繁殖できません。そのため、ドクター・ローゼンでは平均樹齢50年、接ぎ木なしの古木から、凝縮した厚みのあるワインが仕上がります。