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2014 ボルドー ニュー・リリース


2014は疑いの余地なくこの4年間で最高のヴィンテージである。

この出来の良いヴィンテージも8月末までの予測は、腐敗とうどん粉病の懸念から好ましいものではなかった。しかし、9月と10月の気候は、素晴らしく、昼間は日照が多く、夜間は冷涼であったため、ヴィンテージの品質保持に貢献した。一般的な意見として、結果は、バランスと調和のとれたワインであり、他のヴィンテージに比べるとボディは軽めである。
メルローは、品種の中でも早い段階で熟す傾向があるため、遅い時期に好天に恵まれた気候パターンの恩恵を最大限に受けることはできなかった。右岸においては、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインが勝っている。
良好な気候でありながらも、数年の熟成でも過度に熟すということはなく、魅力的なフレッシュさを保つであろう。バランスの取れた酸度が熟した果実味に比例しており、暑い年の特徴であるドライフルーツの含みは控えめである。葡萄が熟すまでのシーズンが長めであったため、タンニンは柔らかい傾向がある。よって、一般的にワインの色は、より明るめで、魅力的な濃縮度とフレッシュでバランスのとれた酸度を持つ。アンプリムール期間中に飲み易いワインとなっていた。
2014年は、低生産量に対してのヴィンテージの評価というのは難を極め、ボルドーのワイン業界に打撃を与えた2013年の再来ではない。言い換えるのであれば、多くのシャトーが、実際のワインの品質に見合う価格迄値段を下げるべきだったのではないかと思うが、収量が非常に限られていたため、経済的にそうすることができなかったのである。
2014年は、高品質のヴィンテージを保証する条件を満たしており、前年より生産量は増加した。それでもバイヤー達は買い付けるワインを厳選し、品質が価格に見合っており、更に価値が上がっていく保証のワインを見極めなくてはならなかった。ピーロートのセレクションは昨年同様、極めて厳しく選び抜いたものとなっている。基準を更に厳しくしたわけではないが、結果として、今年のアンプリムールでは昨年より少ないワインを買い付けた。

J.K. Whelehan