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南アフリカ

300年以上続くワイン造りの歴史は、旧世界的な節度あるエレガンスと、果実味が強調された新世界的飲みやすさを折衷したもので、この素晴らしいワイン生産国の特異なテロワールを雄弁に語るワインが産されている。

西ケープ州は、その緯度から予想されるよりも冷涼な気候であり、幅広い種類の高貴品種を育てるうえで理想的な条件を備えている。海岸沿いの伝統あるワイン用葡萄栽培地では、海からの距離が50キロを超えることはほとんどない。ケープの山並が、世界でも指折りに美しいこのワイン生産地の背景となっている。葡萄畑は主に渓谷地と山の麓に広がっており、山がちな地形がもたらす多様なメソクリマ(中規模気候)と、同じく多様なテロワールの恩恵を受けている。この地域では、ゴツゴツとした山の峰と、様々な方向を向いた渓谷の斜面の相互作用が絶えず見られる。そして、近くにある二つの大洋——とりわけ、南極からアフリカ大陸西岸を北に流れるベンゲラ海流の影響で、海水の温度が低い大西洋が夏の暑さを和らげている。日中は冷たいそよ風が海から吹く。夜になると霧がたちこめ、風も湿り気を帯びる。適度な日照量も、重要な役割を果たしている。

<土壌タイプ>
南アフリカは、人類発祥の地として認められている。ケープのワイン産地に見られる古い土壌は非常に種類が多く、その主原因は、地形や地理的条件に際立った違いが見られることである。

<葡萄品種>  
以下は、最も重要な黒葡萄および白葡萄品種についての解説である。  
カベルネ・ソーヴィニョンは、わが国で最も栽培面積の広い黒葡萄品種となっており、赤ワイン用品種の作付け全体のうち四分の一以上を占める。ケープのほぼ全域で栽培されるが、パールとステレンボッシュに特に集中している。  ケープのソーヴィニョン・ブランも国際的評価を獲得しており、フルーエネクルーフのような、大西洋に近接した冷涼な地域で盛んに栽培される。  
近年新植された葡萄畑の多くで、シャルドネが選ばれている。様々なスタイルのワインが造られているが、樽発酵あるいは熟成したものでも、樽の影響を受けていないものでも、ケープのシャルドネは果実風味に満ちたエレガントなワインとなる。  
ケープに最も広く植わっている白葡萄品種は、食事に合わせやすいワインとなるシュナン・ブランで、どんどんとその人気は高まっている。  
メルローは、以前からカベルネ・ソーヴィニョンにブレンドされていたが、今日では単一品種ワインとして瓶詰めされることが増えてきた。この果実味豊かでリッチな品種は、主にステレンボッシュ、パール、ウースターで見られるが、ウェスト・コーストにも植わっている。  
1925年に、ペロルド教授という南アフリカの葡萄栽培学者が、ピノ・ノワールとサンソー(この品種はかつてハーミテージと呼ばれていた)を交配し、ピノタージュなる新しい品種が生まれた。この南アフリカ独自の品種から造られる果実味豊かなワインは、世界中で賞讃されている。  
ローヌ品種も、ケープにおける成功例が出現するにつれて栽培面積が増加している。中でもシラーズが、南アフリカにおける新たなスターとして台頭してきた。シラーズからは、多彩なスタイルのワインが造られている。

<ワインのスタイル>  
今日、情熱的な若き醸造家たちが、独自のテロワールを雄弁に語るようなワインを目指して奮闘している。

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