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スイス

スイスはヨーロッパで最も山の多い国である。ワインよりもチョコレートが有名ではあるものの、意外にもワインの歴史は長く、新石器時代(紀元前3000年〜1800年頃)の葡萄の種がスイスの各所で見つかっている。しかしながら、この地で最初に葡萄を栽培したのはおそらくローマ人だと考えられている。

中世を通じ、葡萄栽培はキリスト教の修道会が担い手となって続けられた。中でももっとも著名なのは、デザレに修道院を構えていたシトー派である。 スイスは農耕に向かない土地であるため、昔から多くの国民が異国の地で傭兵として働いてきた。そのため、スイスに植わる多種多様な葡萄樹は、戦争を終えて故国に戻った傭兵たちが、持ちかえったものだという説がある。

実際に、スイスで最も盛んに栽培されているシャスラは、ルイ十五世の軍隊で戦った将軍が持ち帰ったものだとされている。ピノの苗木が輸入されたのは1848年、ヴァレの地でドールのワインが最初に造られたのが1851年頃である。スイスに植わるシャスラは、世界全体の80パーセントを占めている。

19世紀には、世界中で葡萄栽培が危機に瀕したが、スイスは最も厳しい状況に置かれた国の一つである。ベト病、フィロキセラ、ウドンコ病に続けざまに襲われ、外国産ワインとの競争もこの時期に激しくなった。そのため、1877年から1957年までの間に、スイスの葡萄畑は60パーセントも減少してしまう。

スイスは言語によって三つの地域に分けられ、すなわちフランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏である。ワインの産出量は約100万ヘクトリットルで、栽培面積は15,000ヘクタール弱。生産されるワインの大半は地元で消費されており、約三分の二が白ワインである。

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