チリワイン|ピーロート・ジャパンオンラインショッピング
チリワインの特徴
圧倒的なコストパフォーマンスで、日本でもデイリーワインとして広く知られるようになったチリワイン。
チリは雨が少なく日照時間が長いため、葡萄が健康的に完熟します。また、昼夜の寒暖差が大きいことで、豊かな果実味としっかりした酸味を両立させています。この気候のおかげで、毎年安定した品質のワインが造られます。
太陽の恵みをたっぷり受けた、力強くジューシーな果実味が特徴で、ワイン初心者の方にも親しみやすい味わいなのも、多くの人々に広まった理由のひとつでしょう。
代表的な葡萄品種は、赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン。濃厚で飲みごたえがあり、「チリカベ」の愛称で親しまれています。また、チリ独自の品種カルメネールは、スパイシーでまろやかな味わいが特徴です。
白ワインならソーヴィニヨン・ブランが主流。フレッシュで爽やかな柑橘系の香りが楽しめます。
革新を続けるチリワイン

リーズナブルなワインという印象が強いチリワインですが、世界的に評価の高い高級ワインも輩出しており、ヴィーニャ・ミラマンの醸造責任者はこう語っています。
チリのワイン生産において、もっとも重要な特徴を2つあげるとすると、それはこの国の特別な気候と地形的条件になる。
チリの気候は、そこで造られるどんなワインにも適切な熟度を与えてくれ、多様な地形は市場で目にするほとんどすべての品種を育てることを可能にしてくれる。チリのワイン産出地域は南北で850キロメートル以上の長さがあり、西部は海抜ゼロメートルの標高、東側はアンデスの高地となる。地区ごとにさまざまなテロワールがあり、それが際立った品種個性の表現につながっている。
ひとつだけ例をあげるなら、カサブランカ・ヴァレーでできる「トロピカル」風味のシャルドネは、チリ南部に見られる「ミネラル」風味のシャルドネとは異なる、といった具合である。
過去20年間にこの国のワイン産業では、高品質を求めて急速な技術革新がなされた結果、市場のさまざまな要求に特化した、多種多様なワイナリーが存在するようになった。チリのワイン産業は、世界市場の高級ワイン分野へ着実に進出している。それはチリの自然条件、最新のテクノロジー、そこに葡萄栽培家や醸造家、マーケティング担当者が長年培ってきた熟練技能が組み合わさったことで、達成されてきているのだ。
マティアス・アギーレ醸造責任者(ヴィーニャ・ミラマン)
9月4日はチリワインの日
1545年9月4日、スペインの探検家がローマ法王に「チリでワイン造りを始めるため葡萄の苗木を送ってほしい」という手紙を送ったことに由来します。
この歴史的な出来事を記念して、チリの大統領ミシェル・バチェレによって「チリワインの日」が制定されました。
1545年の日本は戦国時代。このころからチリワインの歴史はスタートしていました。