フラテッリ・ジュリアーリ |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

フラテッリ・ジュリアーリ

ヴェロネーゼワインの最高峰の故郷

ヴァルポリチェッラ渓谷はヴェロネーゼワインの最高峰であるアマローネの故郷で、イタリアを代表する赤ワインを産出しています。ラテン語の "Vallis polis cellae "に由来し、「たくさんの蔵がある谷」という意味。まさにその通りで、ヴェネト州から始まって、北に向かって広がる一連の渓谷からなる扇状の地域です。アマローネは、葡萄栽培とワイン生産の歴史の中で最も古いワインのひとつ、レキオートをさらに発展させたものとして生まれました。紀元4世紀、王の大臣だったカッシオドルスが手紙の中で、特殊な葡萄の乾燥技術で造られたワインについて記述しています。しかしアマローネの名が知られるようになったのは半世紀ほど前のことで、それ以前は干しブドウを使った完全発酵ワインはむしろ例外的で、アマローネの製造工程は非常に複雑で高価だったのです。

真の傑作で数多くの賞を獲得しているワイン

1960年、ピエトロ・カルロとティツィアーノ・ジュリアーリの兄弟によって、ヴェローナの東15km、ヴァルポリチェッラDOCGの中央に位置するイラーシにワイナリーが設立されました。ピエトロ・カルロが亡くなった後は、ティツィアーノの息子ジュリとピエトロ・カルロの息子アンドレアの次世代がワイナリーの経営を引き継ぎました。2010年、アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラの原産地呼称がDOCGに認定されました。ワイナリーの見た目は、オーナー同様、とても地味で、派手さのない姿を現しています。そしてジュリアーリ兄弟は、自分たちのセラーから出荷されるワインについて、控えめに語ります。でもそれは相応しいとは言えません。ジュリアーニ兄弟のワインは真の傑作であり、数多くの賞を獲得しているのです。

神々しい天使とフラテッリ・ジュリアーリ創設者を称えて

神々しい天使およびフラテッリ・ジュリアーリの創設者を称えて、ピエトロ・カルロの一家は2017年ヴィンテージの最高のワインを「アンジェロ・ディヴィーノ」（アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ・リゼルヴァ）と名付け、捧げました。アンジェロ・ディヴィーノが用いる葡萄のコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラは、例外なく手摘みで収穫されています。葡萄の皮が傷つくとアパッシメントという乾燥工程ができなくなるためです。ほかの偉大なイタリアの赤ワインとは異なり、その丸いタンニンとジューシーな果実味は、熟成に最適なワインでありながら、若いうちでも注目に値するワインとなっています。