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  • ヴィニェド・チャドウィック (2015) 詳細画像
5

ライトボディ

ミディアムボディ

フルボディ

赤ワイン

辛口

ヴィニェド・チャドウィック (2015)

Vinedo Chadwick

9233545

2015

テイスティングノート 深みのある明るいルビー色。2015ヴィンテージは初めリコリスとグーズベリーの含みを持つフレッシュな赤果実の香りを示し、シーダー、シガーボックス、クローブのニュアンスを持つ、ペッパーミントのようないくつかのハーブの含みを伴います。フルボディでノーズと同じ豊かでフレッシュな果実の印象の風味を示し、柔らかなハーブ、革、タバコ、リコリス、ビターチョコレートの含みが伴う。エレガントでまろやかな風味は良く組成されているが、きれいに磨かれたタンニンを持つ。
テンションとフレッシュさはワインの長熟成を促します。ヴィニェド・チャドウィックは優雅に熟成し、繊細でエレガントなタンニン、バランスやピュアさにより私達のワイナリーのテロワールの典型を表現します。
byフランシスコ・バエティッグ、テクニカルディレクター
葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニヨン100%

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生産者
生産地
タイプ
葡萄品種
テイスト
アルコール度数(%)
容量

750ml

原産地呼称 マイポ・ヴァレー、プエンテ・アルト
ブドウ畑チャドウィック家の周りにあるブドウ畑は何十年もの間、極めて優れたブドウを生産してきました。エドゥアルド・チャドウィックは、このユニークなテロワールのポテンシャルを予見し、父親の大切なポロフィールドをブドウ畑へ変えように説得しました。1992年カベルネ・ソーヴィニヨンが植えられました。
ヴィニェド・チャドウィックは海抜650mのマイポ・ヴァレーのプエンテ・アルト、サンティアゴの南東区域のマイポ川の北岸に沿ったアンデス山脈の麓に位置します。15ヘクタールのブドウ畑は、格別な品質のカベルネ・ソーヴィニヨンを生産するのにチリで最良のテロワールの一つと見なされています。地中海性気候で長い乾燥期と冬に集中した降雨(328mm)があり、一方で激しい昼夜の気温差は、この区画ワインの濃い色の主な要因の一つです。
ブドウ畑はマイポ川の古い堆積段丘の上に位置し、40cmちょっとの粘土質ローム(15~20%粘土含量)に上部を沖積の層(70%石)で覆われている、わずかに肥沃な土壌は素晴らしい水はけをもたらし、栄養成長と果実の理想的なバランスを可能にします。山脈から吹き降りてくる冷涼な朝のそよ風、ブドウ畑の配置、日中の温暖な温度は、ブドウをフレッシュさと酸味を保ったまま、最適に成熟させます。

2015ヴィンテージ 素晴らしいヴィンテージ2014に続いて、ヴィンテージ2015はヴィ二ェド・チャドウィックにとって理想的な栄養成長期でした。素晴らしいピュアさのワインとなっており、恐らく今のところ最もエレガントで繊細なヴィンテージでとなるでしょう。9月29日にブドウ樹の萌芽が始まりました。連続する暖かい天候は、ヴェレゾンの間理想的な条件で素晴らしい成熟の始まりとなりました。早朝の精巧な区画毎の収穫は平均130日間ブドウの成熟を可能にし、その結果ワインはフレッシュさ、格別な凝縮度、深さ、エレガンスを保つ一方、最適な成熟となりました。
全体的に春の全積算温度が過去平均より7%高かったため健康的な開花や結実に有利となり、小さな濃縮されたブドウの実を確かにしました。
夏の全積算温度は過去平均と同じでした。1月はアルト・マイポ地区の天候で、均一で短いヴェレイゾンを確かにしました。2月の全積算温度は過去平均より7%低くなりましたが、過去平均より6%高い暖かな3月へと移りました。
私達はヴィ二ェド・チャドウィックのエレガンスとフレッシュなスタイルを確保する為に即作業を開始し3月21日に収穫を始め、3月30日に最適な成熟度の丁度良い時期に終了しました。穏やかな天候が続きブドウの風味、アロマ、タンニンが理想の条件に展開していましたので、私達は9日間連続して収穫を行いました。結果2015ヴィンテージは生き生きとしたピュアなフルーツの特徴を示し、素晴らしい酸味のレベルと滑らか洗練されたタンニンが共存します。

醸造 ブドウが高温にさらされるのを避ける為朝の間に手摘み収穫し15kgの箱に移されました。航空写真を通して成熟度工程に従い、同質の区画とそれぞれの状況に従って異なる収穫時期を確定できます。ワイナリーに搬入後、ブドウはダブル選果台にてワインの品質を確かなものにするため厳しく選果されます。果皮と果汁の接している割合を高める為に小容量のステンレススティールタンク内で24~28℃で発酵を行います。日3回のパンプオーバーは状況毎の望ましい抽出レベルによりますが、タンク容量の0.5~1.0倍ルモタージュを行います。
各区画の個々のブドウの成長度にもよりますが、アロマと色素を高める為、全体のマセラーション期間は23?40日間行いました。ワインは澱引きされ、フレンチオーク樽(内73%新樽)とストッキンジェールフードル新樽(15%)へ入れられマロラクティック発酵を行い、22ヵ月間熟成を行いました。この熟成期間に自然な方法で清澄みが行われ、安定化処理が行われました。
熟成 フランス産オーク樽で22か月、新樽73%及びフ ードル樽15%

酸度 5.99 g/l (酒石酸換算)
pH 3.5
残糖度 2.46 g/l

生産者

ヴィニェド・チャドウィック

ヴィニェド・チャドウィック



ポロ競技場を葡萄畑に

エデュアルド・チャドウィックの父アルフォンソは情熱的なワイン生産者であり、傑出したポロ選手でもありました。1930年代初期にチリで最初のワイン仲介会社を設立し、1942年にアルト・マイポ・ヴァレーに300haの敷地の農園を購入。彼のポロに対する情熱は、マイポ・ヴァレーにある自邸の敷地内にポロ競技場を建設するほど強いものでした。農園は後に分割され、チャドウィック家は25haのみを保持しました。エデュアルドはテロワールが持つポテンシャルの高さを見抜き、父が大切にしていたポロ競技場を葡萄畑に転換することを説得。1992年に競技場だった15haの土地にカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられ、ヴィニェド・チャドウィックのワインが造られるように。アルフォンソは残念ながら翌年にこの世を去り、ワインの完成を見ることはありませんでした。




アンデスの恩恵を受けて育つ葡萄

プエンテ・アルトD.O.は傑出したフィネスと品質を持ったカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出す、チリで最高のテロワールであると評価されています。ヴィニェド・チャドウィックは、プエンテ・アルト地区の標高650mの位置にあり、畑はマイポ川の古い沖積台地の上にあります。エステート全体では、2つの主要な土壌タイプがあります:主体となるのは、アンデス山脈からマイポ川によって非常に長い距離を運ばれてきた、良く丸まった砂利を含むきめ細かい構成の土壌で、もう一つは、その上に堆積する、主流より小さな水の流れによって運ばれた細かい沈殿物から成る土壌です。地中海性気候のため葡萄生育期は長く乾燥していて、雨は冬季に集中して降り、昼夜の気温差が大きいことが色の濃いワインを生む要因となっています。標高が高いので夜は気温が下がり、午前中は涼やかなそよ風がアンデス山脈から吹き下ろし、日中の気温は穏やかで、葡萄は新鮮さと酸を維持しながら完璧に成熟します。




ベルリン・テイスティングでの高評価

2004年、「パリスの審判」にヒントを得たエデュアルドはスティーヴン・スパリュアと協力してブラインド・テイスティングを開催。結果は、真に人々を目覚めさせるものとなりました。ボルドー1級ワインやイタリアのスーパー・トスカーナを抑え、ヴィニェド・チャドウィック2000が1位に選ばれたのです。この「ベルリン・テイスティング」として知られるようになる革命的なイベントは、ヴィニェド・チャドウィックの品質が高く評価され、マイポ・ヴァレーのプエンテ・アルトD.O.が世界的高品質ワインの産地として認められるきっかっけとなりました。




2024年12月の偉業!

オーナーのエドゥアルド・チャドウィックは、先述のベルリン・テイスティング20周年を祝う1年間の集大成として、2024年12月に南極大陸の最高峰、標高4,892mのヴィンソン・マシフの登頂に成功しました。
この記念すべき登頂は、肉体的な強さを示すだけでなく、2021ヴィンテージに代表されるヴィニェド・チャドウィックの素晴らしい業績の数々を祝う象徴的なものとなりました。エドゥアルドは、氷点下40度の気温と風速120マイルの風をものともせず​、ヴィニェド・チャドウィック​ 2021を携え​て登った​のです。 2021年ヴィンテージは、チリワインとして初めてワイン・アドヴォケイト誌で100点を獲得した歴史的なワインです。
この旅でエドゥアルドは「叶えるために一生を費やす夢もありますが、夢が大きいほど、大きく報われるのです」と回想しています。ヴィニェド・チャドウィックは、これからも大きな夢に挑戦していきます!


頂上でチャドウィックワインを持つエドゥアルド・チャドウィック氏

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