テンポ・ダンジェリュスは、シャトー・アンジェリュスが造る、より親しみやすく、若い内から愉しめるワイン。アンジェリュスと同じような深みと複雑さを示し、魅力的で素晴らしいストラクチャーを持ち、魅惑的で焦点が定まっている。
サンテミリオンから数キロ離れたサン・マーニュ・ド・カスティヨン、カスティヨン・ラ・バタイユ、サント・コロンブに位置し、粘土石灰質土壌の斜面で栽培する葡萄樹から生み出されている。ボルドーワインの人気を更に高め、アンジェリュスのラインナップを増やす目的で2017年に取得した畑。
新設された最新技術を誇るセラーで、シャトー・アンジェリュスのチームが丁寧に造る。ラベルもシャトー・アンジェリュスのラベルの特徴的な鐘を、揺らしているようなデザイン。商品名の「テンポ」を表現している。
テイスティングノート リッチで完璧なヴィンテージ。過去2つのヴィンテージ、2018年と2019年を融合してるよう。非常に雨の多い冬と春のおかげで、土壌は十分な水分を蓄え、葡萄畑は生育期間中ずっとバランスを保つことができた。夏は暑く(しかし決して灼熱ではない)、長期間の旱魃に見舞われた。しかし高品質の土壌は、冬に吸収した雨水を保持していたため、最高のバランスを生み出すことができた。夏の2ヶ月半は雨が降らず、葡萄樹にとっては成熟に最適な条件となり、熟したポリフェノールを豊富に含む、健康でバランスのとれた葡萄が育まれた。メルローの品質が際立っていると見られていたが、数週間の樽熟成を経て、濃厚でフレッシュさを示したカベルネ・フランに驚かされる。
葡萄品種 メルロー95%、カベルネ・フラン5%
テロワール カスティヨン・ラ・バタイユの南斜面と自然な円形状のサント・コロンブ
地質 南斜面には凝灰岩とマールを含む寒冷粘土質石灰岩土壌
醸造 温度管理したステンレス桶:8℃でコールドマセラシオン/28℃までアルコール発酵後、果汁を得る。
熟成 伝統的なボルドー式熟成