ビザンツ帝国の複雑な歴史のように、ブルゴーニュは長い間最も複雑なワイン生産地として考えられてきたため、この地を理解するには多大な努力と集中力を要する。この優れたジュヴレ・シャンベルタンのワインが示すように、常にコート・ドゥ・ニュイの絶対的な王様でいる必要はない。優れたアートと上質なワインの世界のどちらの領域においても、力強さと深みはそれぞれ愛らしく魅力的。おそらく、軽いタッチと屈託のなさについては、神の言葉だと解釈するのが最もしっくりくるだろう。
テイスティングノート
コート・ドゥ・ニュイの王様であるジュヴレ・シャンベルタンは、その力強さ、深み、長さで有名である。そのワインは世界で最も豊かな味わいで、熟成させるに値するブルゴーニュの赤ワインを生産する。レッドカラント、赤色のフルーツ、スパイス、バニラのノーズがする心地よいアロマが立ち上る。ピノ・ノワールのみで造ったワインはがっしりとしており、ミネラルのような組成を誇り、それがベースに濃縮しリズミカルに風味は流れるように引いていく。
- 2時間前にデキャンタージュしてサーヴ
- 今後20年間が飲み頃
アーティスト:ミゲル・バルセロ (ラベル-タイトル Figes Flor-2010年作品)
ミゲル・バルセロ(Miquel Barcel )
バルセロナ沖のマヨルカ島の出身。スペインを代表するコンテンポラリー・アーティスト。作品は、絵画と彫刻への実験的アプローチで知られている。世界中のアートムーブメントを融合させ、複数の文化の架け橋となっている。実際、1980年代はヨーロッパ、米国、南アフリカを駆け巡り、彼の二番目の故郷となったパリに二つ目のスタジオを開設。バルセロは、ルーヴル美術館に作品が展示された最年少のアーティストであり、パリ のピカソ美術館でも展示され、さらにジュネーブの国連欧州本部大会議場の天井壁画やマヨルカ大聖堂の礼拝堂、逆立ちした象など、変幻自在なアーティストとして多くの作品を制作している。