テイスティングノート オーパスワン2017は、濃い黒果実、バラの茎、そして土を思わせる森の下草の香りが絶妙なバランスでハーモニー を奏でます。口いっぱいに広がる丸く柔らかな味わいは適度な酸味に支えられ、サテンのような滑らかな触感が得られて います。この魅惑的なワインは、ブラックカシス、ブラックチェリー、そしてほのかにココアパウダーのニュアンスが風味に感じら れ、きめの細かい、ビロードのようなタンニンは、長くしなやかな余韻へとつながります。極めて長い熟成が期待できるこのワインは、今から何年にもわたって楽しむことができます。
葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニヨン80%、プティ・ヴェルド9%、カベルネ・フラン5%、メルロー5%、マルベック1%
2017年の冬は1月に過去20年で最大の降水量を記録し、5年間見舞われた干ばつに終わりを告げました。 豊富な降雨は3月まで続いたため、萌芽が若干遅れ、その結果開花に2週間の遅れが生じました。土壌の水分量 が増したことで、健康なぶどうの成長と発達に必要な条件が整いました。夏は打って変わり気温が上昇し、何度か熱波 にも見舞われました。母なる自然は常に安定した天候をもたらしてくれませんが、8月の良好な天気が果実の生育と 成熟に最適な環境を作り出しました。果実の豊かな風味としっかりとした成熟度合いから、収穫は予定よりも早い9月5日に始まりました。 発酵およびマセレーションの過程で20日間のスキンコンタクト(果皮浸漬)を行った後、フランス産オーク新樽100%で17ヶ月半熟成させました。