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大寒とワイン

1月20日は大寒(だいかん)。

冬の最後の二十四節気です。一年で最も寒さが厳しく、雪の中で湧き水を汲む「寒九の水汲み」などの行事が行われます。このころ汲まれる寒の水は雑菌や不純物が少なく腐りにくいと考えられており、お酒やお味噌が仕込まれます。厳しいながらも寒さを利用した生活の知恵ですね。
雪といえば、その質や形状を見極め、呼び名を変える文化も興味深いものです。

まばらに降る雪は「細雪」、やわらかく溶けやすい「淡雪」、大きな塊の「牡丹雪」と形状や降り方によるものから、深く積もった「深雪(みゆき)」、一面に降り積もった「衾雪(ふすまゆき)」など積もり方まで、雪には美称がたくさんあります。
美称が多いのはワインも同様。外観の色調を貴族がまとうローブに、スパークリングワインの泡の繋がりは真珠に、質感ではシルキーやベルベット、香りはブーケに例えたり。

また、中身は極上でも外側が腐敗している葡萄を使う貴腐ワインは「高貴なる腐敗」との表現からですし、熟成中の蒸発で量が減ることを「天使の分け前」と、前向きに言い換える表現もあります。
厳しい寒さで家にこもりがちなこの時季は「これはベルベットかな、それともシルク?」と、舌触りや香りを言葉に変換しながらワインと向き合ってみてはいかがでしょうか。

言葉探しに没入するうちに脳が心地よく刺激され、ワインの酔いと共に心身が温まる。そんな知的な遊びで暖をとるのもまた一興です。
ワインの福袋
2025年の立春からはじめたこの二十四節気とワインのコラムもとうとう一周しました。
立春の前日は季節を分けると書いて節分。時は少しずつ次の春に向けて進み始めています。

毎年同じようにみえても、巡りくる次の季節にはこれまでとは違ったまた新たな出合いが待っています。時の移ろいを心と体で感じながら、その時々にあったワインを愉しみましょう。

大寒におすすめ
旬の食材をつかった料理とワインのペアリング

旬の小松菜定番お浸し。小松菜特有のほろ苦さとワインの青い香りが共鳴し、出汁の旨味をワインの酸味が引き締めてくれます。前菜として冷やして飲むのに最適です。

大寒たまごをココットに。ワインのクリーミーな舌触りが半熟卵の黄身や生クリームの濃厚さと滑らかに溶け合います。ワインとソースが一体化しリッチな余韻を楽しめます。

ぶりの照り焼きにピノ・ノワール主体のワイン。赤い果実のチャーミングな香りと、他の品種がもたらす程よいコクが、照り焼きの濃厚な甘辛タレに負けず、寄り添います。
※写真はイメージです。