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白露とワイン

9月7日は白露。

草や木に露がつくようになる時期。日中はまだ夏の暑さが残ることがありますが、夜になると涼やかな風が吹いて気温がぐっと下がり、虫の声も聞こえ始めます。
その昔、秋に鳴く虫はひとまとめにコオロギと呼ばれていたそうです。鳴く音を聞き分けてスズムシ、マツムシなどに区別していったのは平安時代からだそうで、なんという繊細な情緒でしょうか。

そういえば、最近夜に虫の声が聞こえるようになりました。コオロギが鳴くのは気温30度以下と言いますから、朝晩の気温差が広がっている証拠ですね。翌日との気温差が激しくなることもありますので、いつも以上に体調管理に気を付けたい時期です。
2日後の9月9日は重陽の節句。縁起のよい奇数=陽数が重なることから名づけられた五節句のひとつです。無病息災を願う日で、別名菊の節句ともいわれています。

中国ではこの日、菊の花を浸した菊酒を飲んで、健康や長寿を願う風習があるとか。菊茶は聞いたことがありましたが、菊酒とは初耳でした。菊の花には長生きの効能があると考えられていて、日本でも江戸時代に広まったそうです。実際食用菊には抗酸化作用やリラックス効果が。先人にならい、ワインに菊の花を浮かべて重陽の節句を楽しんでみてはいかがでしょうか。その場合は白かスパークリングワインがよさそうですね。
今年の9月は大型の連休はありませんが、中旬に3連休、後半に飛び石の祝日を控えています。

中旬の3連休は敬老の日もあり、皆様ご家族で過ごされるでしょうか。後半の秋分の日ごろは暑さもだいぶ落ち着いてきて、バーベキューや地域によっては紅葉狩りできるところも出てきたりと、行楽気分が高まります。

白露は、健康に気づかい、敬い、虫の声や自然に触れて癒される心にも身体にもやさしい季節。穏やかな気持ちでいただくワインはさぞ格別なことでしょう。

白露におすすめのワイン



※ピーロート・ジャパン オンラインショップのメールマガジン2025年9月7日配信号で掲載した文章を一部改編して転載しています。