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穀雨とワイン

4月20日は穀雨。

春の雨が百穀を生むという意味の「雨生百穀(うりゅうひゃっこく)に由来していて、恵みの雨を受けて穀物がぐんぐん育つ頃。田植えの準備もこの頃から始まります。
雨が恵みなのはワインも同様。

過剰な降雨は葡萄の成長に影響を与えたり収穫時期を左右したりとマイナスに作用することもありますが、適度な水分は葡萄の甘味や酸度のバランスを整えてくれるなど必要不可欠なものです。
雨とワインというと、先日来日していたジェラール・ベルトラン氏の著書の中で、それまでのロスピタレ・ジャズ・フェスティバルを振り返っている章を思い出します。

2014年8月1日、ボーイ・ジョージ(あのカルチャークラブの!)の演奏中、悪天候に見舞われ雨が降り出し会場がざわついたそうなんですが、ベルトランはボーイ・ジョージからマイクを奪い、聴衆に向かって「雨は葡萄に対する神の恵みだ」と言い、観客にポンチョを配ったそうです。翌日も小雨がふっていたそうですが、聴衆からは不満は聞こえてこず、雨の中でも食事を楽しんだり、その様子はまるで「雨に唄えば」のようだったと綴っています。
ワインを飲む側にとっても雨は恵み。いつもより高い湿度のおかげでワインの香りが立ち、美味しさが際立ちます。

穀雨には葡萄を美味しく、より香り豊かに感じさせてくれる雨に感謝しながらワインをいただきましょう。

なお、ジャズ・フェスティバルは今年も7月に開催予定。ピーロート・ジャパンからは毎年研修をかねて数名が参加しております。みなさまの担当営業が参加することがあるかもしれませんので、土産話を聞いてみてください。

穀雨におすすめのワイン



※ピーロート・ジャパン オンラインショップのメールマガジン2025年4月20日配信号で掲載した文章を一部改編して転載しています。