シャトー・パルメ (2018)

9256520

2018

テイスティングノート:　印象的な程よい深みのある若々しい紫の縁を持つ濃いルビー色。初めは軽く閉じているが、複雑で洗練されたノーズはカラント、プラムやスパイスの含み、魅力的なトーストのニュアンスとほのかな花とスパイスのアクセントを示す。フルボディで凝縮され、豊かな果実のしっかりした核を持つ滑らかで力強いヴェルベットのような風味を持つ。きれいにバランスの取れたほのかな赤果実、チェリーやトーストの含みを持つがっしりとして凝縮したワイン。JKW04/19
※JKWのアンプリムールレポートからの抜粋です。

葡萄品種:　カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロー40%、プティ・ヴェルド7%

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生産者

シャトー・パルメ

生産地

タイプ

赤ワイン

葡萄品種

容量

750ml

生産量はほんの11ha/hl

ワイン・スペクテーター 97-100 ポイント！
ワイン・アドヴォケイト 97-99 ポイント！

生産者

シャトー・パルメ

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シャトー・パルメ

シャトー・マルゴーに次ぐ偉大なドメーヌ

シャトー・パルメは、1855年のボルドー格付けで第3級に位置づけられたにもかかわらず、伝説的なシャトー・マルゴーに次ぐ、マルゴーの偉大なドメーヌです。メドック地区ではカベルネ・ソーヴィニヨンが主流ですが、シャトー・パルメのヴィンテージにおいては、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンがほぼ同量で、プティ・ヴェルドを少量加えています。この配分から、パルメの古典的な肉付きの良い寛大なストラクチャーが生まれます。シャトー・パルメは、1814年にこのドメーヌを購入して英国で多くのファンをつくった英国陸軍のチャールズ・パルメ少将にちなんで名付けられました。このメドックワインは、18世紀初頭からすでに高い評価を得ていたのです。

全ドメーヌがビオディナミ農法に転換

マルゴーの中心部に位置するシャトー・パルメの畑は66haにも及びます。ジロンド河口に面したシャトー・パルメの葡萄畑は、非常に恵まれたロケーションにあります。葡萄の樹は、マルゴーのテロワールの素晴らしさを生み出すユニークな組成の上に植えられています。土壌は、川に沿って堆積したガロンヌの砂利で構成されています。この土壌は有機物に乏しく、水はけが良いため、葡萄の樹に供給する水を調整することが可能。シャトー・パルメの偉大なテロワールの完全性を尊重し、それに敬意を表するために、ビオディナミ栽培という選択が少しずつ課されるようになりました。2013年には33haの葡萄畑がビオディナミで栽培されるようになり、2014年には、シャトー・パルメの全ドメーヌがビオディナミ農法に転換されました。

大西洋とジロンド河口に挟まれた細長い土地

偉大なワインの背景には、偉大なテロワールがあります。シャトー・パルメは、大西洋とジロンド河口に挟まれた細長い土地という、自然の理にかなった土地です。パルスの沖積地の背後には、最初の砂利質の段丘であるブローズ台地があります。農業には難しい土壌ですが、葡萄栽培には非常に適しています。しかし、葡萄の樹がその可能性を発揮するには、まだまだ手助けが必要。シャトー・パルメのスタッフは、葉と芽を丁寧に剪定して自然なバランスを作り、植物の生命力をより大きなもの、つまり最高の葡萄を生産することに向けます。シャトーの経営者はこのグラン・クリュ・クラッセの格調高いテロワールに惚れ、葡萄畑を宝物のように見守っています。過去と現在をつなぐように、シャトー・パルメの歴史は刻まれ続けています。