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露きらめく、深まりゆく秋。
月夜と出合う、白露のワインジャーニー。

草木に降りた朝露が、秋の涼しい風に吹かれて白く光って見える「白露(はくろ)」。
日中の暑さもだんだんと和らぎ、夕暮れ時には心地よい風が吹き抜け、夜空が一段と高く澄んで見える季節の到来です。まさにことわざの「天高く馬肥ゆる秋」ですね。

畑に目を向ければ、ワインの母である葡萄の収穫もいよいよ佳境を迎えます。
2026年の過酷な猛暑を乗り越え、生産者たちの祈りと情熱によって守り抜かれた葡萄たちが、次々とワイナリーへと運び込まれ、新しいワインへと生まれ変わろうとしています。

そして私たちの食卓にも、脂ののった秋の魚や、香りをたっぷりと蓄えたキノコなど、本格的な秋の味覚が顔を揃え始めます。夏の疲れを癒やした「処暑」から一歩進み、深みのある食材たちとワインのペアリングが楽しみな美食の季節です。

澄み渡る夜空に浮かぶ月を眺めながら、秋の味覚とワインが織りなすマリアージュを嗜む。白露ならではの、静かで贅沢なワインジャーニーへ出かけましょう。

白露の食卓を彩る、旬の恵み

あっさりとした夏の味わいから、濃厚で香り高い「深秋の味覚」へと食卓の景色が移り変わります。
戻り鰹(カツオ):春の「初鰹」に対し、秋に南下してくる鰹は「戻り鰹」と呼ばれます。たっぷりとエサを食べて脂がのっており、もっちりとした濃厚な味わいが特徴です。
松茸・きのこ類:秋の味覚の王様である松茸をはじめ、舞茸や椎茸など、きのこ類が最も香り高くなる季節。炭火焼きやバターソテーにすると、秋の森の香りが食卓に広がります。
秋鮭(アキザケ):産卵のために戻ってくる秋鮭は、身が引き締まり旨味が強いのが魅力。ムニエルやホイル焼きなど、様々な調理法で秋の食卓を彩ります。
●旬の食材
戻り鰹、秋鮭、太刀魚、松茸、舞茸、椎茸、サツマイモ、里芋、銀杏(ぎんなん)、栗、梨、葡萄

白露の食卓とワインのマリアージュ

●深まる秋の味覚に、新しい表情を引き出す至極の出合いを

・戻り鰹のタタキ × 熟成感のあるロゼワイン
脂がのった濃厚な戻り鰹のタタキには、お醤油ではなく塩とニンニクを少し添えて。合わせるのは、果実味と程よいタンニンを併せ持つ、少し熟成したロゼワインがおすすめです。赤身魚の旨味にロゼのふくよかさがピタリと寄り添い、生臭さを消して極上のマリアージュを生み出します。

≫ロゼワイン一覧へ

・きのこのバターソテー × 樽香豊かなシャルドネ
松茸や舞茸など、香りの強いきのこをたっぷりのバターでソテーした一品。ここには、オーク樽で熟成されたふくよかなシャルドネ(白ワイン)が完璧な出合いをもたらします。きのこの土のニュアンスと、ワインの樽由来の香ばしさ(バニラやナッツ)が同調し、秋の夜長にふさわしいリッチな味わいが完成します。

≫シャルドネのワイン一覧へ

・ホクホクの栗ご飯 × まろやかなメルロー
ほんのりとした甘みと土の香りを持つ栗ご飯には、タンニンが滑らかで果実味の丸いメルロー(赤ワイン)を。栗の甘みをメルローのふくよかな果実味が優しく包み込み、和食と赤ワインという意外かつ心温まるペアリングを体験していただけます。

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白露の季節を彩るイベント

【神奈川】
・鶴岡八幡宮 例大祭(流鏑馬)
時期:9月中旬
概要:鎌倉の秋の風物詩。武家社会の伝統を受け継ぎ、疾走する馬上から的を射抜く勇壮な「流鏑馬(やぶさめ)」が奉納されます。澄んだ秋空に響く矢の音は、歴史のロマンを感じさせます。

≪おすすめのペアリング≫
伝統と格式を感じる凛とした時間には、骨格のしっかりとしたボルドーの赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニヨン主体)が重なります。歴史に想いを馳せながら、威風堂々とした味わいをゆっくりと紐解いてみてください。

≫ボルドーのワイン一覧ページへ


白露の暮らしとワイン

・中秋の名月(十五夜)
概要: 一年で最も美しいとされる秋の月を鑑賞する「お月見」。2026年は9月25日が十五夜にあたります。ススキを飾り、月見団子や里芋(芋名月)をお供えして、農作物の豊かな実りに感謝を捧げる美しい風習です。

≪おすすめのペアリング≫
夜空に浮かぶ丸く輝く月を見上げる夜は、グラスの中で繊細な泡が立ち上る、上質なシャンパーニュ(またはスパークリングワイン)で乾杯を。黄金色の泡が月明かりを反射してきらめき、幻想的なひとときを演出してくれます。

≫スパークリングワイン一覧へ

・長寿を祝い、感謝を伝える「敬老の日」
概要: 長年社会に尽くしてきた人生の先輩方を敬い、長寿を祝う国民の祝日(9月の第3月曜日)。家族で集まり、日頃の感謝を伝える温かい時間です。

≪おすすめのペアリング≫
お祝いの席には、時間をかけて丸く穏やかになったヴィンテージ(熟成)ワインがぴったりです。共に歩んできた長い歳月に想いを寄せながら、深みのあるワインを味わうことで、会話がいっそう弾むことでしょう。

≫赤ワイン一覧へ

澄み渡る夜空と秋の味覚に出合う、
豊かなワインジャーニーを。

草木に降りる露に秋の深まりを感じ、見上げる夜空がぐっと高く澄んでいく「白露」。

葡萄の収穫も本格化し、私たちの食卓にも山の幸・海の幸がたっぷりと並ぶ、本格的な美食の季節の幕開けです。

月明かりの美しい夜、旬の食材に合わせたワインのコルクを抜く瞬間。
いつもの食卓が、ワインとの出合いによって、秋の風情を感じる特別なレストランへと変わります。

ピーロート・ジャパンでは、未知の味わいとの感動的な出合いを毎月お届けする『ワインペアリング定期便』をはじめ、皆様の日常を豊かに彩る様々なワインジャーニーをご提案しています。

虫の音をBGMに、深まる秋の味覚とワインをゆっくりと味わいながら、心静まる、贅沢で豊かな秋の夜長をお過ごしください。

新しい出合いと感動を毎月お届け
≫ワインペアリング定期便を見る

白露の食卓、秋の夜長に
≫人気のワインランキングを見る

※2026年9月4日更新
※写真はイメージです

全国のワイン試飲会情報

ピーロート・ジャパンでは、ホテルでのラグジュアリーな試飲会から、レストランやワールドワインバーでのカジュアルなイベントまで、全国各地で多彩なワインイベントを開催しています。

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参加費無料のイベントも多数ございます。季節やその時々の気分にあったワインを探しに、ぜひお近くの会場まで足を運んでみませんか?

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これまでの二十四節気とワイン
2025年「処暑」のコラム

白露とワイン

9月7日は白露。

草や木に露がつくようになる時期。日中はまだ夏の暑さが残ることがありますが、夜になると涼やかな風が吹いて気温がぐっと下がり、虫の声も聞こえ始めます。
その昔、秋に鳴く虫はひとまとめにコオロギと呼ばれていたそうです。鳴く音を聞き分けてスズムシ、マツムシなどに区別していったのは平安時代からだそうで、なんという繊細な情緒でしょうか。

そういえば、最近夜に虫の声が聞こえるようになりました。コオロギが鳴くのは気温30度以下と言いますから、朝晩の気温差が広がっている証拠ですね。翌日との気温差が激しくなることもありますので、いつも以上に体調管理に気を付けたい時期です。
2日後の9月9日は重陽の節句。縁起のよい奇数=陽数が重なることから名づけられた五節句のひとつです。無病息災を願う日で、別名菊の節句ともいわれています。

中国ではこの日、菊の花を浸した菊酒を飲んで、健康や長寿を願う風習があるとか。菊茶は聞いたことがありましたが、菊酒とは初耳でした。菊の花には長生きの効能があると考えられていて、日本でも江戸時代に広まったそうです。実際食用菊には抗酸化作用やリラックス効果が。先人にならい、ワインに菊の花を浮かべて重陽の節句を楽しんでみてはいかがでしょうか。その場合は白かスパークリングワインがよさそうですね。
今年の9月は大型の連休はありませんが、中旬に3連休、後半に飛び石の祝日を控えています。

中旬の3連休は敬老の日もあり、皆様ご家族で過ごされるでしょうか。後半の秋分の日ごろは暑さもだいぶ落ち着いてきて、バーベキューや地域によっては紅葉狩りできるところも出てきたりと、行楽気分が高まります。

白露は、健康に気づかい、敬い、虫の声や自然に触れて癒される心にも身体にもやさしい季節。穏やかな気持ちでいただくワインはさぞ格別なことでしょう。

白露におすすめのワイン



※ピーロート・ジャパン オンラインショップのメールマガジン2025年9月7日配信号で掲載した文章を一部改編して転載しています。