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処暑とワイン

8月23日は処暑。

「処」という文字に「とめる」「とまる」という意味があり、暑さがおさまるころ。
まだまだとまることを知らない暑さですが、朝晩と日中の寒暖差が開き始めていることから、少しずつ秋に向かっているように感じられます。
処暑の旬といえば、われらが葡萄。

先日東京都港区のオフィスビルの屋上にある葡萄棚で、葡萄の収穫が行われたとのニュースがありました。例年処暑に入ってから収穫しているところ、今年は暑さの影響で生育が早まり、早々に収穫したとのことです。

東京のオフィス街に葡萄棚があるとは驚きでしたが、そういえば、以前は東京の下町でも葡萄棚のある民家が何軒かありました。時代の移ろいとともに見かけなくなった涼し気な光景がふと蘇ります。
ところ変わって、興行収入100億円を突破した映画「国宝」で、葡萄棚が活躍しているのをご存じでしょうか。舞台の真上にある格子状の装置で、東京では「簀の子」といい、京都や大阪では「葡萄棚」と呼ばれているそうです。物を吊って上下させたり花や雪を舞台に降らせたりするのに使われていて、映画「国宝」でも、とても重要なシーンで葡萄棚による演出が見られました。
そして今、想いは遥か1万キロ彼方のフランス・ボジョレーへ。

ボジョレー・ヌーヴォーのサプライヤーであるヴィネサンスによると、7月は葡萄が豊かに熟すための理想的な天候だったとのこと。最後の仕上げに、8月の太陽が芳醇な香りと味わいを一粒一粒に閉じ込めてくれるのを待つばかりです。

ボジョレー地方の暑さはとまることなく、葡萄たちが健やかにその実りを迎えることを願ってやみません。

処暑におすすめのワイン




ピーロート・ジャパンCEOアントニーが、毎月旬の食材や人々との出合いからインスピレーションを得て、その月にぴったりのワインをセレクト。厳選した3本のワインを毎月セットにしてお届けいたします。

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※ピーロート・ジャパン オンラインショップのメールマガジン2025年8月20日配信号で掲載した文章を一部改編して転載しています。