霜降とワイン

10月23日は霜降（そうこう）。

その名のとおり、北から霜の便りが届き始める頃。東京でも街路樹が黄色く色づき始めましたが、山のほうの木々はもっとたくさんの色に染まっているでしょうか。
日中は過ごしやすく、アウトドアのベストシーズン。紅葉狩りや温泉など、この時期ならではの楽しみが満載です。

秋が深まり、例年霜降から立冬の時期に行われるのが「酉の市」。東京では浅草の鷲神社や目黒の大鳥神社、新宿の花園神社などが有名で、開運や商売繁盛を願い、恵比寿様や小判、鯛などの縁起物で飾られた熊手を求める参拝客でにぎわいます。

そこここで威勢のいい手締めが響き渡り、年末感も増して心躍ります。

酉の市で踊る心は、境内や周辺に並ぶ屋台での一杯でピークを迎えます。

屋台の定番、氷水に浮かんだ缶ビールに合わせるのは、七味を振ったうなぎの肝串やイカ焼き、身体が冷えたらストーブの上の鍋で湯煎されたワンカップの熱燗とおでん、もつ煮もいいですね。ここはワインにこだわらず、酉の市では酉の市のペアリングを楽しみます。

鷲神社のホームページによると、今年は一の酉が11月12日（水）、二の酉が11月24日（月）が二の酉とのこと。ぐんと冷え込む日もありますので、足の先までしっかり防寒してお出かけください。

和の賑わいもさることながら、この時期の行事で今やメジャー級は10月31日のハロウィンでしょう。

ハロウィン当日は仮装してOKという保育園や幼稚園もあるようで、その日を待ちきれずに「ハロウィンはいつ？まだ？」と毎日尋ねるお子さんも多いとか。「もういくつ寝ると・・・」はお正月からハロウィンになり替わりそうですね。かわいいコスプレキッズたちを見るのが楽しみです。

ワインに目を受けますと、この時期ボトルが仮装したわけではありませんがハロウィンビジュアルのワインが売れ筋。大人はハロウィンカラーのトソやダークな雰囲気をまとったプリズナーで気分を高めて、ハロウィンナイトを満喫しましょう！