テイスティングノート ルーチェ・ブルネッロ2019は力強いルビーレッド色。香りには、チェリー、レッドプラム、オレンジなどの赤い果実のアロマが強く感じられ、タバコのニュアンスや甘草の甘みが織り込まれている。口当たりはとても心地よく、包み込むような生き生きとした味わいで、完璧に熟したタンニンに支えられ、余韻には柑橘系のニュアンスが残る。
葡萄品種 サンジョヴェーゼ
ヴィンテージノート
2019年ヴィンテージは寒く乾燥した冬の影響を受け、4月の第1週には正常な芽吹きができた。その後、春は雨が多く、特に5月の気温は季節の平均を下回った。このような状況は、土壌に重要な水分を蓄えさせ、苗木の発育を遅らせた。6月には暖かい天候が訪れ、雨も降らなかったため、生育が再開し、第2週には素晴らしい開花が見られた。夏期は特に暑さのピークもなく続いたが、7月末から8月初めにかけて降雨があり、葉の活力と効率的な発育が保証された。9月の穏やかな気温と土壌の良好な水分が、ブドウの成熟をゆっくりと規則正しく促し、アロマの強さとフレッシュさを備えた完熟したタンニンをもたらした。ブドウは10月1日に収穫され、日中の気温は穏やかで、夜間の気温差も少ない理想的な天候に恵まれた。ブドウの完璧な品質により、力強く完璧に溶け込んだタンニンの質感を持つ、バランスの取れた骨格のあるルーチェのブルネッロを造ることができた。